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STORY
フリーランスの映像編集者・中村尚光は、人見知りだが誠実な青年。
親友であるライター兼脚本家の藤崎杏奈、映像カメラマンの斉木善明と共に、穏やかな日々を過ごしていた。
唯一の悩みは、最近クライアントになった顔も知らないディレクター“五十嵐”の横柄な態度。メール越しに伝わる嫌味のせいで、仕事へ向かう足取りは日に日に重くなっていく。
そんな中迎えた尚光の30歳の誕生日。
毎年恒例の3人でのささやかな誕生会で、杏奈から「30にもなったんだから恋愛のひとつでもしてみたらどうだ」と説教される。
恋愛経験ゼロの尚光には、今まで誰にも打ち明けていないことがあった——自分のセクシャリティだ。
杏奈の言葉に背中を押され、酒の勢いも借りてゲイ専用のマッチングアプリに登録した尚光は、その夜すぐに「SOTA」という相手と会うことになる。
人生初のキスを経験する尚光だが、緊張と酔いが重なり、その場で嘔吐してしまうという最悪の結末に終わる。
翌日。
ついにディレクターの五十嵐が尚光の職場へ挨拶に来るという。嫌々ながら顔を出した尚光の前に現れたのは——昨夜キスをした相手、SOTAだった。
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